別府の家庭には温泉がある? 秘密の温泉地事情をご紹介
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気になる別府の温泉事情、地元民が教えます
大分県別府市といえば、言わずと知れた温泉地。
温泉の湧出量・源泉数は日本一を誇り、温泉で癒されたい観光客が日々訪れる世界的に人気の観光地です。
私はそんな温泉地・別府在住なのですが、別府に住んでいると、市外、県外に住んでいる方からよく聞かれる質問があるんです。
- 別府に住んでる人は自宅にも温泉があるって本当?
- 毎日温泉に入ってるの?
などなど。
温泉地に住んでいると聞くと、やっぱりどれも一度は気になることですよね。
そんな気になる別府の温泉事情を、現役別府市民がズバリお答えしていきます。
この記事を読み終わったとき、あなたも別府温泉に行きたくなるかも?
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疑問①別府温泉は普通の家にも温泉があるって本当?
これは実は本当で、個人で温泉付きの自宅や別荘を所有している方が実際にいます。
温泉好きとしてはかなりうらやましいですよね……!
とは言っても、もちろんどの家庭にも温泉があるわけではありません。
自宅で温泉を楽しむには、実はとても大変な道のりを乗り越えなければならないんです。
個人で自宅に温泉を引くには、温泉権(温泉引湯権)という権限を得る必要があります。
これは地下から汲み上げた温泉を自宅の風呂場などに引き込む、または既に引き込んでいるところから導線を繋いでお湯を分けてもらうために必要な権利で、場所によっては温泉を引くために地面を掘る「温泉掘削許可」や「温泉増堀許可」なども追加で申請し、工事をしなければなりません。
こうした多くの権限を申請して、クリアした方のみが自宅に温泉を引くことができるんです。
さらにこの温泉権には契約金が必要で、権利自体にも期限があるので、更新する場合は追加で契約金を支払う必要があります。
また、温泉にも水道代のような月々の使用料金が設定されていて、基本料金の使用範囲を超過した分は追加料金がかかります。
さらにさらに、別府は地域によって温泉に含まれる成分が変わってきます。
汲み上げるお湯の成分によっては、湯船や排水管の劣化を早めることになり、数年ごとに設備を修理・交換する必要があるんです。
温泉をくみ上げるだけじゃなく、維持するのにもコストがかかるんですね……。
ただし、別府市内にはあらかじめ共用の温泉がついているマンションやアパートがあり、そういった集合住宅に住んでいる場合は、家賃に加えて一定の温泉利用料金を支払えば、温泉権契約の更新や設備の維持などは管理者が代行してくれますよ。
この場合、月々定額で施設の共同温泉に入り放題ということに。さすがは別府温泉ですね。
別府市に住んで自宅で温泉を楽しみたい!という方は、温泉付きマンションや既に温泉を引いてある中古物件などを探してみてもいいかもしれませんね。
疑問②別府市民は毎日温泉に入るの?
これは人によって変わってきますが、毎日入る方もたくさんいます。
別府には旅館の浴場のような大きな温泉から市が運営している公衆浴場まで、数メートル歩けば温泉に行き当たるというほど、銭湯のような感覚で町中に温泉施設があるため、毎日の入浴を近所の温泉で済ませるという方も多いんです。
施設によっては入浴回数券や定期券などを販売している所もあり、温泉は日常レベルで別府市民に親しまれていますよ。
古くからある街角の老舗温泉や安価で利用できる共同浴場にいけば、地元の常連さんと交流することもできるかもしれませんね。
もちろん、先述のように自宅に温泉が引いてある方は毎日のように温泉を楽しんでいるでしょうから、別府市民で毎日温泉に入っている!という方は思ったよりたくさんいそうですね。
疑問③なぜあちこちから煙がでてるの?
別府温泉を紹介するブログや旅行雑誌を見ると、必ずと言っていいほど「あちこちから白い煙のようなものが上がっている画像」を見ませんか?
ちょうどこの画像のような感じですね。
実はこれは加工ではなく、実際の別府の風景なんです。
あの煙のような物は、温泉の蒸気が空気に触れて冷やされできる湯けむりです。
別府市内の各地にある温泉の源泉を、「お湯」と「蒸気」に分ける特別な装置で分離させ、蒸気のみ外に排出することで、このような湯けむりの景色が生まれています。
別府の湯けむりの多さは、地域にある温泉の源泉の多さを象徴しているということですね。
このような無数の湯けむりが立ち昇る美しい景色は、国の重要文化的景観(文化的に価値のある、保護すべき景観)にも選ばれており、次世代にも受け継いでいくために大切に守られているんですよ。
また、湯けむりとはちがいますが、別府市では道端の側溝から湯気が立ち昇っていることがよくあります。
←こんな感じ。
これは温泉施設や旅館から排水された温泉の湯気で、こんな光景を見たら近くに温泉がある証拠です。
ちなみにこの写真を撮った場所の近くには、東町温泉という小さな共同浴場があります。

東町温泉
地元の方はもちろん、施設の近くにある東別府駅を利用する方にも親しまれている地域密着型の温泉です。
いかにも老舗な雰囲気で、風情がありますよね。
東町温泉 アクセス
住所 | 〒874-0947 大分県別府市浜脇1丁目16−1 バス停「湯都ピア浜脇」から徒歩5分、東別府駅から徒歩1分 |
入湯料 | 200円 |
利用時間 | 5:30〜受付22:30 |
定休日 | なし |
駐車場 | 4台 |
お問い合わせ | 0977-21-1267 |
HP | 別府八湯温泉道 第139番東町温泉 |
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